トマト

  • 1株あたり300~500cc潅水。根を十分はわせるため、このあと2カ月ほど潅水せず。
  • 溢液現象:トマトの葉に水滴がいっぱいつく。根が張って苗が水を根から吸い上げているしるし。
  • ハウス内で作る場合、風が吹かないため、ハチ箱を用意してハチに交配してもらうか、ホルモン処理(トマトトーンなどを使用)をしないと実ができない。ホルモン剤は害はない。目的は着果促進、果実の肥大促進、熟期の促進、使用回数は1花房につき1回。噴霧器を使って成長点に液がかからないように処理する。
  • 芽欠きや収穫のあと、手につく黄緑色のものはトマトの分泌液。手についた粉状のものはトマトの果汁をつけてこすると落ちる。服についたものは落ちない。

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  • ホルモン処理:着花促進と落花防止の為にトマトトーンを花にスプレーすること。花房に3~4花開いたときに散布。ホルモン処理は朝や曇った日を選んで行うとよい。逆に暑い日中(ホルモン剤の濃度が高まる)や夕方(ホルモン剤が乾きにくい)はよくない。
  • 芽かき:わき芽を残しておくと、どんどん大きく成長して、栄養が分散してしまう。果実に栄養を行き渡らせるために、わき芽が小さいうちに、手で摘み取る病気予防のために、よく晴れた日に行う。

摘果:樹勢に応じて,1果房当たり4~5個をめやすに形と発育のよいものを残す。摘葉は,はやすぎると果実の肥大に影響するので,第1花房の収穫が終わったころ,花房から下は摘葉して株もとの通風をよくする。

  • 摘果した緑のトマトでピクルス
    ①トマトの皮を湯むきしておく。
    ②酢:砂糖=1:1で調味液をつくる。
    ③湯剥むしたトマトを漬ける(1日で浅漬け程度です)
  • トマト苗の下葉取り:第1段科房の実の下を2枚の葉を残してその下のすべての葉をとってしまう。この時、枝元から葉の枝を折ってしまうのでなく写真のように少し残す。これは病気感染を防ぐため。この作業は それぞれの花房の実を収穫したあと、その次の花房の実の下の2枚の葉を残し、また下葉を取る。すなわち、下からどんどん葉がとられていくことになる。下葉とり作業の目的は 光合成を行わなくなった葉を取るという意味のほか、下の風通しをよくする意味もある。